人権行事(八尾支援学校との合同演劇鑑賞会)を開催しました
本日は昼から生徒全員が八尾市文化会館・プリズムホールに移動して人権行事に参加しました。
今年度は府立八尾支援学校さんとの合同演劇鑑賞会を企画し、両校の生徒・教職員が一堂に会し、同じ空間で学びを共有する貴重な機会となりました。
両校では以前より生徒間交流を行っていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、ここ数年は合同行事の実施が難しい状況が続いていました。
今回の鑑賞会は、「再び交流の機会をつくりたい」という両校教職員の思いから企画し、久しぶりに実現した共同学習となります。
学習冒頭では、人権についての大切な視点として、“自分とは異なる他者を尊重し、リスペクトすること” を改めて共有しました。
私たちは性格や考え方、生育環境など、一人ひとりが異なる存在です。時にはその違いが理解しづらく感じられることもあるかもしれません。しかし、「自分と違うから間違っている」のではなく、「違うからこそ大切にする」という姿勢こそが、人権を考えるうえで根底に必要な考え方です。
日常の中の小さなすれ違いや無意識の言動が、いじめや排除につながらないよう、折に触れて人権について学び続けることの重要性を、あらためて共有しました。
今回鑑賞したのは、東京演劇集団「風」の皆さまによるバリアフリー演劇『ヘレン・ケラー』。
視覚・聴覚・発達など様々なコンディションの方が、同じ空間で一緒に楽しめるよう工夫された舞台で、人権学習の趣旨にも深くつながる内容です。生徒たちは集中して鑑賞し、舞台のメッセージを受け止めながら、それぞれに多くの学びを得ていました。
終了後はバックヤードツアーを行い、様々な大道具や舞台衣装を興味津々に見て回りました。本校生徒にとっても文化祭などの参考になったのではないでしょうか?
同じ地域に学ぶ二つの学校が、価値ある時間を共有することができた本日の鑑賞会。
生徒たちにとって、人を理解し尊重する姿勢について考えるきっかけとなる、たいへん有意義な学びの時間となりました。

