近畿インターハイ@紀三井寺陸上競技場(結果報告)

6月17日(土)、和歌山県紀三井寺陸上競技場で近畿インターハイ(3日目)が行われ、3年生の小田匠人が男子5000m競歩に出場しました。

 

2府4県でそれぞれ5位入賞した選手たちが集まり、この大会で5位入賞すれば、8月に北海道で行われる全国インターハイに出場できます。

エントリー段階でのランキングでは、16位。

全国ランキング20位中8名がこの中にいるため、何も策を講じることなく、出場すれば全国へ進むのは不可能に近いため、選手と相談し、失格覚悟で5位入賞することを目標にして、レースに挑むことにしました。

試合前の調子、練習タイムとしては今までになくいい調子であり、直前の調整練習で行った1000m(競歩)でも3分53秒で歩けていました。

それでも本当に5位入賞できるのかという不安と期待が入り混じり、レース当日を迎えました。

 

13:55レーススタート。

ピストルの音とともに全国ランキング1位と8位の選手が前に出て、独歩状態に。

そこから少し離れて、3位集団が形成され、小田もその集団についてレースを展開。3年ぶりの有観客での近畿インターハイなので、応援がすごい。

1000m,2000mと歩くうちにハイペースについていけない選手が集団から遅れていきますが、小田はなんとか集団の前に。

このまま、レース後半まで粘れば、5位入賞の可能性が・・・と思い、レースを見守っていましたが、3000mを過ぎたあたりから、ペースについていけなくなり、ラスト1周の鐘がなるタイミング(4600m地点)で失格となってしまいました。

 

全国インターハイ出場を目標に練習してきたため、先頭の集団で積極的にレースをしましたが、目標を達成できませんでした。それでも、守りに入ることなく1%の可能性を信じて、攻めの歩きをした姿は、同期や後輩の目に強く焼き付いたのではないでしょうか。

 

山本高校陸上部として、2年連続の全国インターハイ出場とはなりませんでしたが、来年、また選手とともにこの舞台に立ち、全国インターハイ出場をかけた勝負ができるように、選手とともに精進していきます。

 

大会の詳細は、下記のURLからご覧いただけます。

https://games.athleteranking.com/racedata.php

 

 

「選手は一流。指導者は三流。

勝てば、選手のおかげ。負ければ、監督の責任」