新チームになってはじめての団体戦である、秋季テニス大会の予選が行われました。
当初は男女とも9月9日(日)に本校で行う予定でしたが、4日前に襲った台風21号の影響で、テニスコートにも被害が発生したため、女子は16日(日)、男子は23日(日)に延期して行われました。
結果は・・・残念ながら男女とも予選突破を果たすことが出来ませんでした。
この大会はシングルス3試合、ダブルス2試合の計5試合を戦い、3勝した学校が次へ進める大会です。男子は初戦は3勝したものの、次の試合では2勝どまり。女子にいたっては初戦で2勝しか出来ず、敗退が決定しました。
試合後の反省会で、ある部員がこんなことを言い出しました。
「男女ともあと1つ勝つことが出来れば、次に進めた。あとひとつ、何かが足りない・・。」
顧問である私は、このように答えました。
「それは、自分自身に対する厳しさじゃないか?」
テニス部の顧問をして今年度で13年目になりますが、テニスって孤独なスポーツだなあと感じることが時々あります。テニスは、ひとたび試合が始まったら顧問は選手にしてあげられることがほとんどありません。試合中のコーチングやアドバイスは禁止。他のスポーツのように、試合中のメンバー変更が出来るわけじゃない。確かに団体戦ではチェンジコートの時だけアドバイスは認められていますが、ほんのわずかな時間に多くのことを伝えるのは無理です。だから、試合が始まったら、顧問はただ選手を信じることしか出来ないのです。そんな中、選手は多くのプレッシャーをはねのけて戦っていかなければいけません。「己に勝つ」ための強い精神力を身につけるためには、妥協せず、常に自分に厳しく行動できるようになること。それが今のテニス部に足らない「あとひとつの何か」ではないだろうかと伝えました。
今回は残念な結果になってしまいましたが、これからも公式戦は続きます。下を向くことなく、これからもがんばっていきたいと思います。ご声援よろしくお願いします。